自分を知る
2018.08.17

あらゆる世代にとって働く環境をよくするためにできること(TED)

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BY Philly

1980年生まれから1999年生まれまでの人々は、ミレニアル世代と呼ばれています。ミレニアル世代の働き方は、それまでの世代とは異なっています。残業は少ない方がいい、飲みニケーションはしたくない、ワークライフバランスを取りたい、など。しかし、職場には、ミレニアル世代に限らず複数の世代が一堂に会します。あらゆる世代が気持ちよく働くためにできることについて取り上げた動画の感想を、本記事で紹介します。

 

作品情報

提供:TED Ideas Worth Spreading

題名:「Closing the gap – A millennial proposal for a happy multigenerational workplace」

公開年:2015年

時間:8分16秒

スピーカー:Patrice Thompson

概要:パトリス・トンプソンは、大学を卒業後、企業で3つの部門をローテーション経験してきました。その経験を経て、ミレニアル世代とそれより上の世代が、どのように職場で関わりあっているかについて話しています。

ミレニアル世代とは

スピーカーのパトリスによると、米ニュース雑誌のTIMEはミニレアル世代のことを「The Me Me Me Generation」と表現したそうです。日本語に訳すと、「自分が!自分が!世代」といったところでしょうか。自分を中心に考え、非常に野心的で、権利を強く感じている世代だと言われています。

テクノロジーに囲まれて成長してきたことも、ミレニアル世代の特徴です。日本では、1990年代から携帯電話は普及してきました。つまり、小・中学生のころから携帯電話を使う社会が当たり前だったということです。テクノロジーは「あって当たり前」の世界。そのため、パトリスはミレニアル世代について以下のように述べています。

物事を今までより早く知ること、一度に複数のことをやること、が当たり前です。

 

職場のミレニアル世代とジェネレーションX

ミレニアル世代は職場ではどのように見られているのでしょうか。パトリスはジェネレーションX(1960年代〜1970年代生まれ)と比較をして紹介しました。同じ会社に長く勤め、トップダウンを好み、長時間働くことを良しとしているジェネレーションXの社員トム。一方、ミレニアル世代のイヴァは、自分の意見を臆さず発し、フレキシブルな働き方を求めています。

長時間労働は、あり? なし?

私はミレニアル世代なのですが(1994年)、「長時間働くことを良し」としていたことが全く理解できません。現代でも、ベンチャー企業や起業したばかりの人たちの中には長時間働いている人もいます。彼ら/彼女らが、長時間働く理由は「自分が没頭できることだから」。しかし、トムと同じ世代の人の中には、上司に気に入られるためや、残業代のために働いてたケースが多いのではないでしょうか。

終電まで働いて次の日に響くような生活を続けるなんて、私には信じがたい。

 

成長はスピード重視? 成長にはじっくり時間をかける?

イヴァは、とにかく早く自分を向上させていきたいという考えを持っています。ソーシャルメディアでの友人の成長を比べることもしばしば。

しかしトムは、成長にあたって、スピードはさほど重視する要素ではないと考えます。スピードよりも、自身の仕事の倫理を確立させる方が大事だと。

SNSを使う日々が当たり前となり、イヴァのように「早く成長したい」と考えるミレニアル世代は多いのではないでしょうか。友人の私生活・成功を目にして、焦る気持ちはよく分かります。ジェネレーションXでは、友人の近況アップデートは年賀状や同窓会など、きっと1年に数回の頻度だったと思います。ミレニアル世代は、SNSによって周囲の近況が24時間アップデートされ続けてしまうのを避けられません。

 

あらゆる世代に共通すること

パトリスは、動画の中で「ジェネレーションXから忍耐を学んだ」と言います。

ジェネレーションXから学んだ、今後のための教訓があります。もっと忍耐強く。人生はマラソンであり、短距離走ではない。

私たちは生きている限り、自分と違う世代の人と関わりを持たずに働くことはできません。パトリスが上の世代から学んだように、どの世代も、別の世代の異なる価値観を、学びのひとつとして受け入れることができるのです。

世代間で学びあうために企業側は「世代間のための努力」が必要だ、とパトリスは述べました。例えば、複数世代で進めるプロジェクトやクロス・トレーニングなどを意識的に実践していくことで、従業員との関係性を深められます。

 

総評

世代間のギャップはいつの時代もあるものだ、というパトリスの言葉を聞いて、妙に納得をしました。ミレニアル世代だから、ジェネレーションXだから、と世代で区切って深く考えずに「自分とは生まれたタイミングが違うから、考え方も違って当然だ」とカジュアルに考えてみようと思います。

最終更新日
2018.08.17

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