自分らしく働く
2018.06.27

英文履歴書の書き方 基本フォーマットからアレンジまで紹介

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BY 澤田和泉

外資系企業への就職活動に必要となる、「英文履歴書」。実は、英文履歴書には特定の形式はなく、内容の自由度が高いのが特徴です。

本記事では、そんな英文履歴書の書き方やポイントについて説明していきます。英文履歴書のコツがわかる無料サイトも紹介していくので、併せてチェックしてみてください。

まずは英文履歴書(英文レジュメ)の形式を選ぼう

日本には「職務経歴書」および「履歴書」と呼ばれる、就職活動に使用する特定の用紙があります。しかし、英文履歴書(英文レジュメ)にはテンプレートは存在しません。

英文履歴書(英文レジュメ)は、自分のアピールしたいポイントに応じて、レイアウトや書く内容を決めるのが普通です。とはいえ、全て自分で決めるのは難しいもの。そこで今回は、基本的な英文履歴書の形式を3つご紹介します。

クロノロジカルレジュメ

学歴や職歴を時系列順に記載する、最もベーシックなスタイルの形式です。職歴にフォーカスして書くクロノロジカルレジュメでは、今まで積んできたキャリアをアピールしやすいというメリットがあります。したがって、希望する職種がそのキャリアの延長線上にある場合に最も適していると言えるでしょう。また、保守的な印象を与えられるので、公的機関や歴史の古い企業などと相性が良い形式でもあります。

デメリットとしては、転職回数が多いと繁雑に見えること、および、自分のアピールポイントが前面に出にくいことが挙げられます。

ファンクショナルレジュメ

ファンクショナルレジュメは、スキルや専門知識に重点をおいて書く形式です。自分のアピールポイントについて多く言及できるので、新卒者やキャリアの方向性を変えたい人に最適だと言えます。また、職務期間について詳しく触れないため、転職回数が多かったり、職歴にブランクがあったりする場合にも有効です。

ただし、自己PRが全体の大部分を占めるため、ややアグレッシブな印象を与えてしまう可能性がある点には注意が必要です。

クロノロジカル・ファンクショナルレジュメ

上記の2形式の良いところを組み合わせた、現在最もよく利用されている形式のレジュメです。この形式では、最初に自分のスキルや業績をアピールし、その後時系列順に学歴および職歴を記載します。全ての項目についてバランス良く触れることができるため、大きなデメリットがなく、最もおすすめの形式です。

まずは英文履歴書の項目ごとの書き方を知ろう

英文履歴書のレイアウトは自由であるものの、各項目の書き方についてはある程度のルールがあります。例えば、文章の書き出しでは主語「I」から始める文章を避け、内容についてのみ簡潔にまとめるルール。本章では英文履歴書に記載する項目を一つずつ取り上げ、それぞれの書き方と注意事項について説明します。

以下の英文履歴書を参考にしつつ、各項目の書き方をおさえておきましょう。

resume.com で作成

個人情報

英文履歴書の最上部に記載するのが、名前、住所、電話番号などの個人情報になります。

英語で住所を記載する場合の注意点として、「番地→市→都道府県」のように、日本とは逆の順番から記載することが挙げられます。東京都新宿区0-0-0の場合は、「0-0-0, Shinjuku-ku, Tokyo」となります。

また、電話番号の頭には国番号を添えることも忘れないようにしましょう。例えば、日本の電話番号を記載する場合は、日本の国番号「81」の後に実際の番号を記載します。

SUMMARY / 応募概要

この項目で大切なのは、自分が応募する職種を明示し、その職種に関連するスキルや自己PR文を簡潔に記入することです。ただし、過去の経験全てに触れる必要はありません。以下のようにわかりやすく、そして採用担当者の目を引くような文章を作るのが正解です。

  • Ability to work with multi-cultural members, leading to efficient communication
  • 3+ years of experience in Web marketing, affiliate marketing, E-commerce and customer service

また、応募する理由については、「〜がしたいから」というような自分主体の理由は避けるようにしましょう。自分が応募職種に就くことで、相手企業にどんなメリットがあるのかを論理的に述べることが大切です。

QUALIFICATIONS / 資格・表彰歴・スキル

ここでは、自分が持っている具体的なスキルや資格についてアピールします。ただし、応募する職業と全く関係がないものについては触れる必要はありません。

スキル内容は、抽象的な単語は避け、可能な限り具体的に記載するようにしましょう。例えば、「Strong Computer Skill」と書くよりも、「Expert of Microsoft Office」と書いたほうがより具体的でわかりやすくなります。

資格を記載する場合は、レベルや取得した日付も併記するのが適切です。以下の例を参考にしてください。

  • 日商簿記検定1級
    “Nisho Bookkeeping level 1 Certificate”
  • TOEICスコア
    “TOEIC Score 850, June 2018”

また、スキル内容が多岐に渡る場合、「QUALIFICATIONS」としてスキルや資格を総合的にまとめずに、「SKILL」「COMPUTER SKILL」などより細かな項目に分けて書くのもおすすめです。

WORK EXPERIENCE / 職歴

職歴は基本的に時系列順に並べ、最新のものから順に書いていきます。ただし、職務履歴が多い場合、今回応募する職業と関わりがあるものについてのみ記載します。記載する内容としては、以下の通りです。

  •  在籍期間
  •  会社名、所在地の都市名
  •  会社の業界および簡単な事業内容
  •  自分のポジション
  •  業績

特に重要となるのは、「どんな役職についていたか」ではなく、「その役職および部署でどのような業績を残したか」という点です。説得力を持たせるためにも、売上高や業務達成日などの具体的な数字は積極的に表記しましょう。

EDUCATION / 学歴

職歴と同様、学歴も新しいものから時系列順に書いていきます。大学名と学部を記載する日本の履歴書と違い、英文履歴書では以下の内容を記載する必要があります。また、記載するのは最終学歴のみです。

  • 取得した学位名
  • 大学名
  • 所在地
  • 学位取得年または卒業見込みの年

英語での学位名の表示については、以下の通りなので参考にしてみてください。

  • 学士号→Bachelor of ○○○
  • 修士号→Master of ○○○
  • 博士号→Doctor of ○○○ または PhD in ○○○

カバーレターを忘れずに書こう

カバーレターとは、日本の履歴書の「自己PR欄」に該当します。カバーレターも、英文履歴書と同様、簡潔に書くのがポイントです。

カバーレターは、他の応募者と大きく差をつけることができる書類なので、手を抜かずに作成しましょう。

カバーレターの書き方

カバーレターには以下の内容を含みます。A4サイズの紙一枚に収まるように書くのが一般的なため、自己PRに関しては2、3行で簡潔に書くようにします。

  • 記入日
  • 宛名
  • 応募職種と応募の経緯
  • 自己PR
  • 読んでくれたことへのお礼
  • 締めの文章
  • 手書きのサイン

カバーレターの注意点

カバーレターは、事実を記入する英文履歴書とは違い、あなた自身の人柄や熱量をアピールするのが目的です。そのため、自己PR部分にテンプレートの使用は避け、応募する企業に好まれるような内容を考えて書くようにしましょう。

さらに、内容で業績や成果に触れる場合には、可能な限り数字を示すことが大切です。なぜなら、数字によって成果の客観的評価がしやすくなり、具体性の高いカバーレターを作成することができるからです。また、カバーレターに関しては、文章の主語を「I」から始めるのがルールであることにも注意が必要です。

最後に、会社名や先方の名前に誤りがないか、英文履歴書の内容と被っている部分が多すぎないかをしっかりと確認をするようにしましょう。

留学生向け:英文履歴書に必要な3ポイント

英文履歴書は、インターンシップやアルバイトなど、就職活動以外でも利用することができます。本章では、留学生だからこそ気をつけるべき履歴書作成のポイントについて紹介していきます。

スキルを目立つように

英文履歴書を要求してくる外資系企業は実力主義です。したがって、自分のアピールポイントを積極的に提示し、自分が応募職種に最適であることを伝えるのが大切です。

そのために重要なのは、まず自分のアピールポイントをしっかりと整理すること。その上で企業のニーズとマッチするポイントをピックアップすれば、より明確で適切なアプローチができます。

また、抽象的なスキルではなく、「具体的に何ができるか」を示すことも重要です。さらに、具体的なスキルに関連する経験や実績にも言及すれば、説得力がある印象的な英文履歴書を作成することができるでしょう。

アルバイト歴をしっかり書く

アルバイトも職務経験の一つとして、英文履歴書に記載することができます。ただし、ここで大切なのはアルバイトの業務内容ではなく、アルバイトを通して学んだ内容です。どんな仕事を担当し、さらにそこでどんな活躍をしたのかという点にフォーカスして書くようにしましょう。

また、外資系企業は多国籍な環境の中でうまく働くことができる人材を好みます。留学生という強みを活かして、異文化への理解やインターナショナルな職場への適応力があることをアピールすると良いでしょう。

ボランティア歴も忘れずに

英文履歴書には、ボランティアの経験も忘れずに記載しましょう。こちらもアルバイト同様、どのような成果を得たのかについて、具体的にまとめるのが最適です。企業がどのような人材を欲しているかを研究し、そのパーソナリティを英文履歴書に反映させるように書くと良いでしょう。

これぞ海外! 実は英文履歴書はレイアウト自由

冒頭でも述べた通り、英文履歴書のレイアウトは自由です。しかし、せっかくの個性も、出しすぎてしまって読みにくくなってしまったら逆効果。基本的には、見やすく、あなたのことが良くわかる英文履歴書を作成するのがポイントです。

ただし、デザイン系の職業など、レイアウトで個性をアピールすることが必要な場合は、積極的に挑戦してみると良いでしょう。

英文履歴書を簡単作成! レジュメビルダー

英文履歴書は自由度が高い分、自分のアピールポイントを明確に示すことができます。とはいえ、自分一人で一から英文履歴書を作成するのは難しいのも事実。そこでおすすめなのが、採用担当者の視点から作られた英文履歴書作成サイト「レジュメビルダー」です。

上記サイトには英文履歴書およびカバーレターの書き方やテンプレートがたくさん用意されており、無料で利用することができます。さらに、応募する職業の業界別アドバイスも充実しており、初めての英文履歴書作成にあたって非常に役に立つツールです。

レジュメビルダーを積極的に活用して、より多くの企業に興味を持ってもらえるような英文履歴書を作成しましょう。

海外のレジュメビルダーを使うと、英文履歴書が簡単に作成できます。

以下の英文履歴書は、上記サイト(resume.com)で作成しました。項目ごとに入力画面が用意されていて、順番に入力していくだけで以下のような英文履歴書が作成できます。

カラフルなテンプレートを利用して作成。若々しい印象。

 

本記事では、英文履歴書(英文レジュメ)の書き方からアレンジまで幅広くご紹介しました。英文履歴書(英文レジュメ)は日本語の履歴書・職務経歴書と異なる点が多々あります。誤った書き方で提出してしまわないよう、書き方のポイントをしっかりおさえておきましょう。また、自分の個性を最大限表現できるよう、英文履歴書(英文レジュメ)のデザインに挑戦してみるといいでしょう。

最終更新日
2018.08.03

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