自分を知る
2018.11.27

「ゆとり」「ミレニアル」「さとり」「ロスジェネ」よくわからない世代の名前を一気に解説!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
BY tetsuya-kosaka

団塊の世代は知っているけど、気づくと最近「さとり世代」なんて言葉が登場したなぁ……

境界線もあいまいで、普段そこまで意識しない人にとっては分かるようで分からない「世代」の話。しかし各世代にはやはり世代ごとの特徴があります。世代特有の考え方はマーケティングに利用されているようです。今回は数ある世代名を一度整理してみましょう。

ありすぎてよくわからない、日本の〇〇世代一覧

まずは世代名称やそれぞれの時代を大まかに見ていきましょう。

年代 世代名称 中心世代が青年期に経験した主な出来事
1935-1939 焼け跡世代 朝鮮戦争(1950~)
サンフランシスコ平和条約発効(1952)
1947-1949
(1943-1946)
団塊の世代
(プレ団塊の世代)
東京タワー完成(1958)
東京オリンピック開催(1964)
高度経済成長期(1954~)
東大安田講堂事件(1969)
1950-1964 しらけ世代
ポスト団塊の世代(新人類)
あさま山荘事件(1972)
第二次オイルショック(1978)
1965-1970 バブル世代 ファミリーコンピュータ発売(1983)
バブル景気(1986~)
1970-1982 氷河期世代
ロストジェネレーション
バブル崩壊(1991~)
阪神・淡路大震災(1995)
1982-1987 プレッシャー世代 ITバブル(1999~)
世界金融危機(2007)
1987-2004 ゆとり世代 東日本大震災(2011)
地上デジタル放送化(2011)
東京スカイツリー完成(2012)
1987- さとり世代

それではここからは各世代について、その特徴や時代背景を整理したいと思います。

焼け跡世代(1935 – 1939)

幼少の頃に太平洋戦争を経験した世代です。この世代の最も大きな特徴は太平洋戦争、そしてその後の混乱を生き抜いた経験でしょう。また終戦を境にこれまで正しいと教わってきたものが全て否定される、急激な変化を目の当たりにした世代です。
こうした経験もあってか懐疑的なものの見方をする傾向がある一方で、モラルの高さや使命感の強さ、潔さなどもこの世代の特徴といわれています。

この世代の主な著名人 : 朝丘雪路[女優] 大江健三郎[小説家] 野村克也[野球選手]

団塊の世代(1947 – 1949)/プレ団塊の世代(1943 – 1946)

第一次ベビーブーム期(1947~1949)に生まれ、高度経済成長期の中心となった世代です。また、それより数年前に生まれた世代をプレ団塊の世代として区別することもあります。

幼少期は戦後の混乱の中で育ち、学生運動やその後の高度経済成長を経て、働き盛りの40代では平成不況、そして現代の情報革新など、さまざまな種類の経験が盛りだくさんですね。

亭主関白や年功序列など、今では少し古いといわれてしまう考え方も残るようですが、戦後の日本の礎を築いた世代と言っていいでしょう。社会人時代に猛烈に働いた世代ではありますが、若い頃に触れた洋楽へのあこがれが強く、音楽が好きな方も多いようです。

この世代の主な著名人 : 吉永小百合[女優] 鳩山由紀夫[政治家] 武田鉄矢[歌手]

しらけ世代、ポスト団塊の世代(1950 – 1964)

高度経済成長期に学生時代を迎えた人たちです。団塊の世代が繰り広げた激しい学生運動などの反動か、この世代は三無主義(無気力・無関心・無責任)と呼ばれる特徴を持っています。個性の特徴としては、個人主義が強く、人との争いごとを好まない傾向が強いとされています。また、あまり感情的にならないクールな性格もしらけ世代・ポスト団塊の世代の特徴のようです。その他、以前の世代に比べて政治的な関心が薄れていった世代とも言われています。

一方で、テレビやアニメが急速に発展した時代でもあり、こうした新たな文化に熱中した世代でもあります。何にも興味がなかったというわけではなく、当時の大人たちからみると「しらけ」ていただけだったのかもしれません。

この世代は「新人類」と呼ばれることもあり、当時の大人たちが大きな価値観の変化を感じていたことが想像できますね。

この世代の主な著名人 : 安倍晋三[政治家] 庵野秀明[ゲームクリエイター] 中島みゆき[シンガーソングライター]

バブル世代(1965 – 1970)

高度経済成長期に生まれ、いわゆるバブル景気の時期に新入社員となった世代です。日経平均株価は史上最高値の38,957円を付け、ジュリアナ東京では若い女性がフリフリの扇子を片手に狂喜乱舞する、まさに勢いが日本を包んでいた時代です。

この好景気のど真ん中で生まれ育ったバブル世代の特徴は、バイタリティーとパワフルさです。また、まだインターネットのない時代に若い頃を過ごしているため、一般的には高いコミュニケーション能力も特徴の一つとされています。

この世代の主な著名人 : 南野陽子[女優] 吉田栄作[俳優] 三浦知良[プロサッカー選手]

氷河期世代、ロストジェネレーション世代(1970 – 1982)

ロストジェネレーション世代は「ロスジェネ」とも呼ばれ、バブル崩壊後の不況期に就職活動を経験した世代です。相次ぐ金融機関の破綻、日本の外ではアジア通貨危機などが起こり、戦後最長の不況と呼ばれる時期を過ごしました。新卒で就職する難易度が高く、非正規雇用として働く人が増えました。現在でも非正規雇用者の数は、重要な問題です。

世代の特徴は慎重な思考にあるようです。消費を極力抑えて出来るだけ貯蓄に回そうとする、結婚や出産にも少し消極的であるなど、将来を不安視しながら物事を考える傾向が強いのかもしれません。一見マイナスな面が多く目につきますが、氷河期世代には、厳しい時代を生き抜いたタフさがあります。ポテンシャルが高く、優秀な人材が多い世代とも言われています。

この世代の主な著名人 : 湊かなえ[小説家] 小泉進太郎[政治家] 松たか子[女優]

プレッシャー世代(1982 – 1987)

氷河期世代の厳しい状況を目の当たりにしながら、大きな変革の中で生じるプレッシャーを経験してきた世代です。経済的な困難や地震、インターネットの発展による急激な社会の変化など、変化があることは当然として受け入れている世代と言われています。

プレッシャー世代の特徴は、現実的な考え方です。「全部うまくはいかないけれど到達すべき目標に向かってはしっかりと努力する」、「上を見ればきりがないけれど、現状でも満足できる」といった思考が強いと言われています。また、その世代名が表す通り、プレッシャーに強く、大舞台で力を発揮できる人が多いのも特徴の一つです。

この世代の主な著名人 : 宮崎あおい[女優] 古市憲寿[社会学者] 村田諒太[プロボクサー]

ゆとり世代(1987 – 2004)

いわゆる「ゆとり教育」を受けてきた世代を指します。巷では学力が低く、メンタル的にも強くないと悪いイメージが先行しがちな世代です。しかし、バブル崩壊後の不景気の中で育ち、阪神・淡路大震災、東日本大震災などの大きな災害を幼少期に目の当たりにしています。実際は厳しい社会環境で育った世代といえるかもしれません。

世代の特徴としては、ストレスに弱く、また、職場では積極性に欠ける「指示待ち傾向」であるとよく語られているようです。ただし、ゆとり世代は仕事よりもプライベートを優先したい人が多く、仕事に対する捉え方もこれまでの世代とは異なっています。こうしてみると能力や性格的な問題とは別に、上の世代が作り上げてきた職場環境にうまく馴染めないといった側面もあるのかもしれません。

この世代の主な著名人 : 大谷翔平[プロ野球選手] 土屋太鳳[女優] 竹内涼真[モデル・俳優]

さとり世代(1987 – )

生まれた年代はゆとり世代と同じです。定義としても明確にゆとり世代との違いがあるわけではありません。ゆとり世代の中で「恋愛はしなくていい」「高級ブランドの腕時計には興味がない」「営業成績が3位だったけど、上位は狙わなくていいや」といった、無気力とも捉えられる特徴を持っている人たちをさとり世代と呼ばれています。有名掲示板サイト「2ちゃんねる」からさとり世代という呼び名が広まったようです。

さとり世代は、「生き方」に焦点を当てた呼び名ということになるでしょう。厳しい現実を幼い頃から見てきており、堅実で多くは望まないという基本スタンスがこの世代名称に表れています。

日本との違いがわかる! 海外の〇〇世代

happy multigeneration family drinks tea with baked

世代による区別は日本だけではなく、海外でも存在します。ここではアメリカでの世代による区別を見ていきましょう。

ロストジェネレーション(1890 – 1915)

日本の世代にも就職氷河期を経験した「ロストジェネレーション」と呼ばれる世代がありますが、指している世代の内容は全くの別物です。アメリカの「ロストジェネレーション」は青年期に第一次世界大戦を迎え、その後の世界恐慌や第二次世界大戦など、世界が大きく揺れ動いた時代を生きた世代です。「ロスト」は日本語にすると「失われた」という意味ですが、同じく「迷子になった」という意味合いも含まれており、世界の大きな混乱の流れに翻弄された世代と言えるでしょう。

この世代の主な著名人 : アーネスト・ヘミングウェイ[小説家・詩人] アルフレッド・ヒッチコック[映画監督]

グレーテストジェネレーション(1910 – 1924)

英語表記では「The greatest generation」、もしくは「The G.I generation」「The WWⅡ generation」とも呼ばれます。「The WWⅡ generation」の名前が示す通り第二次世界大戦期の中心世代であり、アメリカのために命を捧げた世代です。また、青年期には電話やラジオなど大きな技術革新を経験した世代でもあります。

この世代の主な著名人 : ロナルド・レーガン[政治家] ミルトン・フリードマン[経済学者]

サイレントジェネレーション(1925 – 1945)

一部は第二次世界大戦を経験した人も含まれますが、その後の朝鮮戦争やベトナム戦争を当事者として経験した世代です。第二次世界大戦の影響もあり、前後の世代に比べて出生数が少ないことが特徴の一つです。

世代の名前だけを見ると大人しそうな印象を受けますが、実際はアメリカの価値観が大きな転換期を迎える時代の中心世代でした。ルーサー・キング牧師のような、数多くの活動家が生まれた世代でもあります。また、労働市場での競争率の低さや、先の大戦での技術革新の恩恵を享受したので、「The Lucky Few(幸運な少数派)」と呼ばれる場合もあります。

この世代の主な著名人 : マルティン・ルーサー・キング・ジュニア[牧師] クリント・イーストウッド[俳優・映画監督]

ベビーブーマージェネレーション(1946 – 1964)

第二次世界大戦が終わり、出生数が大きく増えた世代です。期間は日本よりも長いですが、やはり日本で出生数がもっとも大きい団塊の世代と時期が重なります。また、アメリカの世代間で見ても、ベビーブーマージェネレーションは特に裕福であり、退職後のプログラムも恵まれていると言われています。こういった部分も日本の団塊の世代と重なる部分が多いですね。青年期にベトナム戦争を目の当たりにしており、これまでのアメリカの価値観に反発する運動も多くみられた世代です。

この世代の主な著名人 : ドナルド・トランプ[政治家] ビル・クリントン[政治家]

ジェネレーションX(1965 – 1979)

幼少の頃にベトナム戦争が起こったせいか、アメリカへの失望や無力感を背景に、政治や社会に無関心な傾向が強いと言われています。日本の「しらけ世代」とよく似た特徴を持つ世代と言えるでしょう。また、離婚率の増加や女性の社会進出など、家庭を取り巻く環境も大きく変わり始めた時代であり、家で一人で過ごすことの多い「Latchkey kid(鍵っ子)」の数が大きく増えた世代でもあります。人口数としては「ベビーブーマージェネレーション」「ゼニアルズ」と比べて数が少なく、政治的にもあまり優遇されてこなかった不遇の世代と言われています。

この世代の主な著名人 : ニコール・キッドマン[女優] マライア・キャリー[女優]

ゼニアルズ(1975 – 1985)

ゼニアルズ(Xennials)は、この前の世代のジェネレーションX(Generation X)と次の世代であるミレニアルズ(Millennials)をかけ合わせた言葉だそうです。年代はミレニアルズと一部重なりますが、子供の頃にインターネットがまだ当たり前でない時代に育った世代の人たちです。また、アメリカ同時多発テロ事件(9.11)という大きな悲しみ、また戦争の流れを青年期に経験しているということも特徴の一つです。

一般的にゼニアルズは良い印象をもって表現されることが多く、前のジェネレーションXほど悲観的ではなく、次のミレニルズほど楽観的ではない、バランスの取れた世代と言われています。

この世代の主な著名人 : アンジェリーナ・ジョリー[女優] アン・ハサウェイ[女優]

ミレニアルズ(ジェネレーションY)(1980 – 1994)

小さい頃からインターネットに触れてきた最初の世代です。また、アメリカでは今後「ベビーブーマージェネレーション」を超えて大きな人口を形成するため、マーケティングの分野で大きな注目を集めている世代です。インターネットショッピングを使って当たり前の人たちなので、商品の売り方の変化に寄与しているようです。

特徴は、日本の「ゆとり世代」や「さとり世代」によく似ていて、あまり物に執着せず、仕事においてもワークライフバランスを重視する傾向が強いようです。

この世代の主な著名人 : テイラー・スウィフト[シンガーソングライター] ザック・エフロン[俳優]

ジェネレーションZ(1995 – 2012)

生まれたころからインターネットが存在し、「デジタル・ネイティブ世代」とも呼ばれます。また、ミレニアルズと同様に今後、アメリカを構成するメンバーの中心になっていく世代です。アメリカ同時多発テロや世界的金融不況(サブプライムローン問題)の記憶があまりないのも他の世代との大きな違いです。ただ、直接的な記憶はないものの、テロや不況を経験したアメリカ社会の中で育ったため、慎重でリスク回避の傾向も強いようです。

ジェネレーションアルファ(2013 – )

ジェネレーションX、Y、Zの次に来る世代として名付けられたのが「ジェネレーションアルファ」です。ただ、この世代はまだまだ子供、若しくは生まれてもいないので特徴はまだ未知数です。しかし、物心をつく前からスマートフォンに囲まれて育った彼らが今後どのような世代になっていくのか、マーケティングや教育の視点で早くも注目が集まっているようです。

 

 

日本とアメリカの世代を比較してみると時代の流れや特徴に共通点が多く、興味深いですね。世代ごとに傾向はあるようですが、政治に関心の薄いといわれる「しらけ世代」の安倍晋三氏が今の日本の総理大臣をやっています。ですから、世代の特徴だけで人を判断出来ませんね。異なる世代の人と接するときには、不要な先入観を持たないようにしましょう。

最終更新日
2018.11.27

新卒・中途採用 "バイリンガルエンジニア" 募集中!

IT未経験から英語を生かすバイリンガルエンジニアへと、挑戦する方を募集しています。

募集要項はこちら