ミレニアル世代とは、1980〜1999年生まれの人を指します。ミレニアル世代の大半は働き世代に突入しました。
働く上で、ストレスは常に付きまとってきます。アルバイトでも単発の仕事でも、お金を稼ぐこととストレスは切っても切り離せない関係なのではないでしょうか。ストレスはどこかで発散させないと、蓄積されていきます。今回、ミレニアル世代を対象にアンケートを実施し、ストレスとの付き合い方を調査しました。
上の世代の方達、または下の世代の人たちにミレニアル世代のことを知ってもらいたいと思います。また、「自分たちの考えと全然違う」「似ているな」と認識し、日常生活に活かしてください。
調査内容
ランサーズに登録しているミレニアル世代を対象に、アンケートを実施しました。回答者の基本情報は以下の通りです。
人数 | |
男性 | 14 |
女性 | 9 |
年齢 | 人数 |
~25歳 | 4 |
26~30歳 | 13 |
31~35歳 | 6 |
以下の内容を質問しました。20歳を超えると、自分が何にストレスを感じるのか、どう発散させられるかを理解できているのではないでしょうか。
- 「働くこと」にストレスを感じますか。
- ストレスマネジメントができていると思いますか。
- どうすれば、働くストレスに対応できると思いますか。
- あなたのストレスマネジメント方法を教えてください。
「好き」「やりがい」がストレスを軽減させる
回答数 | 割合 | |
感じる | 16 | 70% |
感じない | 7 | 30% |
ストレスを感じる人が70%に対し、感じない人が30%いました。働くことにストレスを感じない理由を聞いてみると、意外な共通点がありました。
人間関係を含めた職場環境、労働時間、給与に満足しているから。
男性 28歳 会社員
好きなことを仕事にしているおかげで、毎日がワクワクする挑戦と失敗、チャレンジに満ちています。
女性 31歳 会社員
生きるために必要なことだと感じていることに加えて一定のやりがいは感じているので、働くこと自体にはストレスは特に無いです。
男性 26歳 会社員
好きなことを仕事にしていたり、やりがいを感じていたりする人は、働くストレスを感じないという傾向が得られました。
その他、ストレスを「感じる」と回答した人の中には、「仕事内容よりも、職場の人間関係でものすごくストレスが溜まる」という人がいました。働く環境が悪ければ当然ストレスは溜まりますよね。
好きなこと、やりがいを感じられることをいい環境で続けられれば、大きなストレスなく働けます。しかし、実現が難しいのが現状です。
没頭できる趣味で一時的にストレス解消
働くストレスを感じる人が多いことが分かりました。では、皆さんはちゃんとストレスマネジメントができているのでしょうか。
回答数 | 割合 | |
思う | 15 | 65% |
思わない | 8 | 36% |
ストレスマネジメントができている人が65%と、やや半数を超えました。それぞれ、特徴的な回答の理由をピックアップします。まずはストレスマネジメントができていると思う人の回答です。
ストレスを感じている時は、意識的に趣味や運動に取り組んだり、言葉に出すことによって解消することを心掛けているからです。
女性 28歳 会社員
自分の好きなことをして、”現実逃避”が可能な状況を作ることができます。それを目標に日々耐えしのぐことが出来るからです。
男性 21歳 大学生
疲れやストレスを感じたら、自分の好きなことをしたり、好きなものを食べたりして、少なからず発散できている。
女性 29歳 会社員
好きなことをして、うまくストレス解消して、爆発しないように調整できている人が多いようです。では、ストレスマネジメントができていると思わない人の回答も見てみましょう。
もともと感情表現が苦手なことと、趣味の時間が充分に取れていないと感じること。
女性 27歳 会社員
小さなトラブルなどのストレスはなんとなくやり過ごしていますが、時々とんでも無い理不尽なことが起きたときにストレスが爆発して、その度にパートを辞めたくなるので、できていないと思います。
女性 32歳 主婦
特に1つ目の回答、「自分もそう思う! 」という人が多いのではないでしょうか。私も前職は趣味の時間を全然取れず、頻繁にストレスを爆発させていました。好きなことをしてストレス解消できるはずが、仕事でその時間を奪われてしまってはストレスが溜まる一方ですよね。
みんなのストレスマネジメント方法を紹介
回答数 | 割合 | |
体を動かす | 9 | 39.1% |
趣味に没頭する | 15 | 65.2% |
寝る | 7 | 30.4% |
専門家に相談する | 0 | 0% |
その他 | 10 | 43.5% |
その他の回答は以下の通りです。
- 職場の同僚や友人と飲みに行く、遊ぶ:2
- 旅行
- 愚痴を言う
- 好きなものを食べる:3
- ストレスの原因をノートに書き出す
- 平日の家事の負担を軽くするための準備を休日にする
- 映画を見て、感情を解放させる
一番人気なのは、「趣味に没頭する」でした。時間を忘れて打ち込める趣味があれば、嫌なことを考えずに済む時間を確保できますね。
その他の「平日の家事の負担を軽くするための準備を休日にする」がとても興味深いですね。平日、仕事を終えた後すぐリラックスできるよう、休日のうちに食事の作り置きや掃除を全て済ませるのも、一つの効果的なストレスマネジメント方法だと思います。
どうしたら働くストレスはなくなると思う?
回答数 | 割合 | |
有給休暇を取得する | 4 | 17.4% |
勤務時間を短くする | 10 | 43.5% |
休憩時間を長くする | 3 | 13.0% |
その他 | 6 | 26.1% |
編集部が用意した回答の中では、「勤務時間を短くする」が最も多い回答でした。勤務時間が長いと、家と職場の往復のみになってしまいがちです。ストレスを解消できる時間を毎日確保したいですね。
回答コメントの中には、働くストレスの根本を突くような回答がありました。
ストレスを感じるというのは、職場・業務が好きではないと仮定することが出来るため、早めに作業を終え、自分の時間を作ることにより、ストレスを蓄積・解放の面で効果があると考えます。
男性 21歳 学生
社員が仕事で不満に思うことを定期的に聞いてほしい
女性 27歳 会社員
働くストレスは、自分だけではどうにもならないこともあるでしょう。勤務時間を短くしたり、定期的に管理職の人と面談をしたりするなど、企業側の努力も必要です。
今回は、ミレニアル世代のストレスとの付き合い方について調査しました。Earth Labでは、「ワークアズライフ」「ワークライフインテグレーション」など、新しい働き方を紹介しています。
今回のアンケートを受けて、仕事とプライベートや趣味をきっちり分けている人が多いな、と感じました。中には好きなことを仕事にしていて、働くストレスを感じない人もいました。今後そういった「好きを仕事」にすることが、自分らしく働けるきっかけになるのではないでしょうか。