自分を知る
2018.08.06

「ミレニアル世代だから、自分のために働きます。」と宣言してみる

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BY Philly

「ミレニアル世代は、自分の為に頑張る働き方を選んでいい世代。」だと、1994年生まれでミレニアル世代の私は感じています。

ミレニアル世代の自覚

そもそも、私がミレニアル世代という言葉を知ったのは、2012年の大学4年生のとき。友人の卒業論文のトピックが「Millenials」だったことで、初めて耳にしました。それまで、90年代生まれや90年代前後に生まれた世代を括る言葉は、ゆとり世代というマイナスイメージな単語しかありませんでした。だから、ミレニアルズ、ミレニアル世代と呼ばれて、その響きの良さに心がワクワクしていたような気がします。

今回は、そんな私たちミレニアル世代の働き方に関して、話をします。

ミレニアル世代は3年以内に仕事を辞めているのか

私の周りの友人たちは、大学を卒業して企業に就職した人が多いです。学年でいうと、1993年の代なので、2018年で社会人3年目を迎えたところ。

近年は、新卒で入社して3年以内に3割が辞めると言われています。厚生労働省の調査に、大学卒業後3年以内の離職率をまとめた資料があります。平成を過ぎて、ミレニアル世代が働き出した年の近辺から、離職率は3割を超えるようになっています。ご多分にもれず、周囲の3割程度もすでに最初の仕事を辞めています。

 

しかし、3年未満で仕事を辞めた人たちを見て、声を大にして言いたいのは、みんな仕事が嫌で耐えられないから辞めたわけではないということ。「自分が何を大切にすべきかが分かったから、それに向かう」ための手段として、仕事を辞めるに至ったような気がします。私たちより上の世代の方たちからは、どちらにしても辞めた事実に変わりはない、甘い、と言われそうな気もしますが。

今は「若者はすぐ仕事を変える」というイメージがあるがゆえに、良くも悪くも仕事を辞めれる時代になっています。だけど、一昔前を考えると、自分の考える大切なことのために人生の道を変更できるって、なかなか出来たことじゃなかったように思います。

ミレニアル世代とその親世代

少し、一昔前と今の働き方を比較してみます。例えば、あなたがミレニアル世代なら、自分の親を想像してみてください。親世代は、40代や50代が多いと思います。あなたの親は、これまでに何回、職を変えてきたか?おそらく、ほとんどの人が0回と答えるのではないでしょうか。親世代から、「転職回数2回」「3度転職しました」と聞くと、何があったんだろう…と少しシリアスに考えてしまいませんか? (あくまで主観的な一般論なので、転職を経験している親世代がやばい、とは全く思いません。)

 

一方で、あなたの周りの友人たちを思い浮かべてみてください。年齢によるものの、2~3回転職した友人がきっと複数名いると思います。でも、転職をしたことのある友人に対して、何かあったのか…とあまり深刻に考える機会は少ないのでは。感じることといえば、「仕事変えたんだ。新しい仕事見つかってよかったね。今は何やってるの?」ぐらい。

きっと、ミレニアル世代の親たちは、家族の為に頑張ってきてくれた世代。だからこそ、「仕事がいやだ」「別の職に興味がある」と感じても、リスクを冒さずにひとつの仕事を続けてきてくれました。だからこそ、残業の為に会社に残り、眠くても朝早くから出社をしてきました。

そんな疲れたサラリーマンの姿を十分なくらいに見てきたミレニアル世代の私たちには、「私は違う働き方をしよう」という意識が知らず知らずに根付いているのだと思います。

 

このような背景を持って、自分を犠牲にしない働き方を選び始めているのが、ミレニアル世代。さらに、私たちが大人になっていく間に、女性が社会に出る機会が増えてきたし、留学やワーキングホリデーで世界に出ることもそう珍しいことではなくなってきました。選択肢が増えた時代背景もミレニアル世代の働き方の変化に大きく寄与していると感じています

自分のために選ぶ道

「自分が何を大切にすべきかが分かったから、それに向かう」ための手段として転職・退職をしたミレニアル世代は、結局どんなことを大切にして、どんな道を選んでいるのか。傾向としては、自分らしく日々の時間を過ごすことに重きを置いて、それまでの職種と全く違う仕事を選んでいる人が多いです。

今の仕事を決めた理由、 20代・30代は「やりたいこと」、40代以上は「できること」を重視。

出典:「あなたが働く理由は?」世代別にアンケートをとった結果、1位は◯◯だった。その目的は…|HUFFPOST

周囲の経験談を紹介します。激務の金融系の仕事を辞め、貿易関係の仕事に進んだ友人がいます。自分はバリバリ働くよりも日々の時間を大事にしたいから、と比較的定時で上がれる仕事を選びました。

他には、輸入卸の仕事からIT業界へ転職した友人もいます。輸入の仕事は楽しいが、今後の自分のキャリアステップを考えて、自分のスキルとして将来使える技術を身に付けたい、とITの仕事へ。

他にも、日本の企業を辞めて、海外の企業に就職した友人もいます。日本ではやりたい仕事をやっていたものの、海外の空気感が好きだから、と渡航を決意しました。

まとめ

新しい働き方を選んだ理由は、十人十色。しかし、共通して「自分が幸せだと思う環境」を認識した末に、それに向かって踏み出しています。ミレニアル世代の人達はまだ若いから、だとか、自分を優先するのはいいが社会に対して責任感がない、だとかさまざまな意見が聞こえそうです。それでも、私はミレニアル世代の一員として、自分のために頑張っているミレニアル世代の仲間を応援したいと思います。

 

最終更新日
2018.08.07

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