自分を知る
2019.03.30

ニュージーランドの「オプショップ」を紹介|エコ&ジェンダーフリーで性別を忘れてお買い物!

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BY アース編集部

働き方や休み方について、EARTH LABではさまざまな情報をお届けしていますが、日々の生活を整えるのに欠かせないのはなんといっても「衣・食・住」ですよね。

今回は、ニュージーランドで生活しているライターから、現地の「衣」について紹介していただきました!服選びにも、多様性の波が押し寄せているようです。

日本での服選びで困ったこと

皆さんは、お洋服選び満足されていますか?可愛い服、カッコいい服を見つけたけど、サイズがぴったりでなかったり、店員さんからの視線が冷たかったり・・・。

私は普段、女性らしい服を好んで着ません。サイズが合えば、できればメンズ物を着たいと思っています。ですが、日本に住んでいた頃は、ショップで着たい服を選んでみたところ「メンズサイズですが、よろしいですか?」と聞かれたことがありました。デパートのメンズコーナーも気軽に行けないことが多かったです。

お仕事で制服が指定されているのなら話は別ですが、自由なら「ただ好きな服を、好きなように選びたい!」と考えている人は案外多いのではないでしょうか。

私が住んでいるニュージーランドの首都ウェリントンにあるショップがとてもユニークで、日本にもこういうお店があったらいいなと思ったので、レポートいたします!

Aunty Dana’s Op Shop

「アンティ・デナズ・オプ・ショップ」と読みます。種別としては古着屋になります。「オプ・ショップ」のオプとは、英語の「Opportunity」(機会)を意味しています。物に新しい機会を与えるという意味が込められています。

このショップは、トランスジェンダー・インターセックスの支援および支援団体への資金調達のために設立されました。現在はLGBT支援をしたい方や、当事者の方々のボランティアスタッフによって運営されています。

寄付された服を販売

お店で販売されているほとんどの服は、寄付されたもの。お値段もとてもリーズナブルで、トップスは5ドル(日本円で400円)、スカート・ボトムスも高いもので10ドル(800円)程度。そのほか、ジャケットや下着、靴、アクセサリーなども販売されています。

サイズが大きめのハイヒールや、下着・水着類、ドラァグクィーンの方々が寄付されたドレスなどもあり、パーティ用に一式を揃えることも可能です。

このお店の一番の特徴は「服のジェンダーが分かれていない」ところです。簡単なカテゴリー分けがされているだけで、性別関係なく好きな服を選ぶことができます。

店内の試着室のサイズは、横1.5m×1mと大きめに作られており、大きな鏡でしっかり確認することができます。試着室には何着でも服を持って行ってOK。もちろん、何度試着しても大丈夫なので、納得がいくまで服を選ぶことができます。

店員も、働き方も多様

店員さんもフレンドリーでコーディネートの相談にも答えてくれますし、自由に試着させてくれます。

他のお店とちょっと違うのは、基本的にこちらのお店でボランティアしている間、店員さんは何をしていてもいいのです。自分で服を作ってもいいし、好きな音楽を聴くも良し、友達やペットを連れてきても大丈夫です。私が訪問した時には、ボランティア店員さんのペットのプードルがお出迎えしてくれました。服を買わなくても、店員さんとおしゃべりしに来る人もいます。

トランスジェンダー のコミュニティが併設されている

お店の掲示板には、たくさんのLGBTqコミュニティの情報、イベント開催についてのチラシが貼られており、確認することができます。様々なコミュニティーが発行している雑誌も購入可能です。

またお店の二階は、トランスジェンダーのためのコミュニティが併設されています。氏名変更の方法や、文書作成の支援、ホルモン治療に関する情報、病院まで相談に乗ってくれる他、いつでも情報交換・交流の場として利用することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?日本にも古着屋さんはたくさんありますが、コミュニティ支援までしているショップは少ないのではないでしょうか。

ニュージーランドやオーストラリアでは、今回紹介したショップのようなオプショップが「庶民の味方」として人気を集めています。

私たちが訪問した際には、Tシャツや、スカート、ズボンをつめ放題で5ドル(400円)というセールを開催中でした。通常トップスが1枚で5ドルなのでとってもお得!細身のメンズジーンズやTシャツを購入しました。ジェンダーや他者の目を気にすることなく、好きなものを選ぶ楽しみを味わうことができました。もしいらなくなった服があれば、直接お店に持ち込んで寄付することができます。

エコやマイノリティ支援の観点から、オプショップが日本にも広まればいいな、と思います。

※本記事で記載している「ドル」は1NZドル=80円で計算しています

最終更新日
2019.03.28

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