自分を知る
2018.08.20

「クィア・アイ(Netflix)」感想:人種とかブサイクとか、大して差はない

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BY くぼす

Netflixオリジナルのリアリティー番組「クィア・アイ」は、人種関係なく誰が見ても勇気と元気をもらえる番組です。メインキャストの”ファブ5″は全員ミレニアル世代。悩んでいて、塞ぎがちな人をゲイ5人組(ファブ5)が大改造する番組です。ファブ5は各メンバーがある分野のプロフェッショナル。彼らの指摘は見ている人皆参考になるはず。

ミレニアル世代は1980年〜1999年生まれを指します。ミレニアル世代はLGBTや人種問題という議題が世間を賑わせる中で育ってきました。性的嗜好の違い、男女の違いを理解している人が多いです。LGBTに対する理解度が高い世代でもあります。

ファブ5はアメリカでカリスマ的人気を誇るゲイの5人組。好き嫌いをはっきり言う5人の姿は見ていてとても気持ちがいいです。今回は、「クィア・アイ」シーズン1のうち、「ブサイクは治らない?」の感想をお届けします。

作品情報

タイトル:クィア・アイ 外面も内面もステキに改造

エピソード:ブサイクは治らない?

原作・制作:デヴィッド・コリンズ

公開年:2018

制作国:アメリカ

言語:英語

ジャンル:海外リアリティ・バラエティ

現在、シーズン2までNetflixで公開中です。

あらすじ

悩みを抱えて自分らしさを失った人を「ヒーロー」と呼び、ファブ5が改造していきます。本エピソードのヒーローは、57歳のトラック運転手で、車が大好きなトム。女性にモテないのはブサイクだから、と塞ぎがち。日に焼けた赤ら顔で、伸ばしっぱなしのヒゲで、まだ還暦前だけどパッと見はおじいさん。トムの友人は「いつも同じ服を着ているね」と言います。

そんなトムを見て、クローゼットの中身を捨てて新しい服に変えたり、家具を全部とっかえたりと、ファブ5は大胆な改造を行います。ファブ5と話をするうちに、自分を変えたいけど、心のどこかで「このままでいいや」と諦めてしまっているトムの心に「変わらなきゃ」という火が宿ります。最初は暗くて全く笑顔を見せず、悩んで塞ぎがちだったトムが、終わりには笑顔で新しい人生を歩んでいきます。

時にはゲイの偏見と戦うファブ5の姿も見られます。

メインキャスト、ファブ5を紹介

ファブ5のメンバーそれぞれが専門分野を持っています。

インテリアデザイン担当:ボビー

ツンツンしたブロンドヘアーが特徴。トムお気に入りのソファを容赦なく捨てます。

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カルチャー担当:カラモ

トムがなぜ心を閉ざすようになったのかを真摯にきく姿が印象的。カルチャー担当ですが、まるでカウンセラーのよう。

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ファッション担当:タン

肌の色や体型に合ったファションを提案します。クリッとカールしたまつげが特徴的。

T A N . F R A N C Eさん(@tanfrance)がシェアした投稿

料理&ワイン担当:アントニ

レシピを伝授したり、食品添加物の多い食材を選ばないようトムに注意したりします。

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美容担当:ジョナサン

綺麗なストレートヘアの持ち主。肌の改善指導からヘアカットまで行います。

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心を打ち明けやすい、笑顔いっぱいのファブ5

ここまでの紹介でクィア・アイに興味を持った人は、心のどこかでトムに共感しているのではないでしょうか。私はトムにとても共感できます。「自分はなんてダメなんだ」「もうこのままでいいや」と何度も自分を卑下し、諦め続けるのは簡単なのです。でも心のどこかでは変わりたいと願っている。

トムは、ファブ5の改造計画を聞いていくうちに、「見た目は変えられてもブサイクは治らないさ」と言います。するとファブ5全員「そんなこと二度と言わないで! 」と言うのです。ファブ5は「トムがもしゲイだったら…」と自分たちのフィールドに持っていき、ネガティブな雰囲気をあっという間に消し去りました。

プロフェッショナルのファブ5から見れば、トムがどれぐらい変化できるか、最初からお見通しだったのかもしれません。

ファブ5は笑顔で溢れているのが見ていてとても気持ちがいいです。ものの言い方もとても好感が持てます。特にジョナサン。「あなた(トム)のヒゲは好きだよ。でももっと肌の乾燥に気を遣わなきゃ。」という柔らかな物言いは、参考になりますね。

ヒーローに学ばせ、実践させる

メインキャスト紹介で書いた通り、ファブ5は各分野の専門家。よくある見た目のビフォーアフターものでは、見てる側としてはいつも「どうやって維持するんだろう。」と思ってしまいます。しかし、ファブ5はヒーローに学ばせ、自分一人で継続出来るように指導します。

ジョナサンは、トムのヒゲの手入れ方法を念入りに指導。また、見た目を若返らせるために、アントニが食生活改善指導をします。

着こなしをタンに伝授してもらい、明らかに若返ったトム。また、ボビーのセンスでトムの家も生まれ変わりました。さて、トムは女性を家に呼べるようになったのでしょうか?

“人との違いより、共通点を見つけたい”

photo captured at Netflix

見出しは、番組冒頭のアントニの言葉。人との違いなんて、山のようにあって当たり前。でも「自分はブサイクだ」と言うトムとの共通点を、私たち皆持っているのです。さて、それは何でしょう?

共通点が見つかれば、自分ごとのように考えられます。見出しの言葉は、クィア、ゲイという「違い」の中で生きてきたファブ5だからこその言葉だと思います。違いばかり見ていたって対立するだけ。共に前に進むには共通点を見いだすことが必要。そうファブ5から学びました。

 

Netflixで公開中の「クィア・アイ」は、「どうして私はあの人のようにうまくできないんだろう」とつい人と比べがちな人に見て欲しいです。ファブ5の愛ある行動に、胸を打たれる人が多いのではないでしょうか。

おまけ:番組内では、不器用なトムでも簡単に作れるメキシコ料理のレシピをアントニが公開しています!

最終更新日
2018.08.20

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