自分を知る
2018.08.06

【ミレニアル世代の特徴】あなたの周囲にLGBT当事者はいますか?

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BY くぼす

ミレニアル世代とは、1982〜1996年生まれの人を指します。年齢にすると、36歳から21歳と幅広いですね。そんなミレニアル世代の生態を調査するために、アンケートを実施しました。

今回は、働き方に関する新しい言葉の認知度と、今話題の「LGBT」に関する知識を調査しました。アンケート結果は、2018年8月3日時点のものです。

調査内容

ランサーズで50人のミレニアル世代を対象に、アンケートを実施しました。アンケートに参加した人の男女比、年齢分布は以下の通りです。

人数
男性 27
女性 23

 

年齢 人数
~25歳 8
26~30歳 14
31~35歳 26
36歳以上 2

 

今回は、次の言葉について知っているかどうかを調査しました。アンケートの質問内容は、以下の通りです。

  • LGBTという言葉を知っていますか。
  • あなたの性的嗜好を教えてください。
  • ゲイバーに興味はありますか。
  • あなたの周囲にLGBTの当事者はいますか。
  • 「ワークアズライフ」という言葉を知っていますか。
  • 「ワークライフインテグレーション」という言葉を知っていますか。
  • 「休み方改革」という言葉を知っていますか。

「LGBT」に関する認知度

LGBTという言葉を知っていますか

「LGBT」の認知度は、意味を理解している人が約7割。言葉だけ聞いたことがある人を含めると、ほとんどの人が知っていることになります。最近、「LGBTは生産性がない」と発言した議員のニュースが話題ですね。そのおかげもあり、認知度が増したのではないでしょうか。

以下の参考記事では、今年の「レインボープライド」で「LGBT」を知っているかという内容で道ゆく人にインタビューしています。大半の人が答えられなかったようです。

あなたの周囲にLGBT当事者はいますか?

あなたの周囲にLGBT当事者はいますか?
いる 11 22%
いない 39 78%

LGBTの認知度に加えて、周囲にLGBT当事者がいるかも調査しました。「いる」と答えた方が2割もいたことには驚きました。カミングアウトする人が増えているのだと思います。

「ジェンダーレス男子」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ミレニアル世代はジェンダーの問題に非常に敏感です。りゅうちぇるさんのように、化粧をする男性がいて当たり前。

ゲイバーに興味はありますか?

ゲイバーに興味はありますか?
行ったことがある 13 26%
行ってみたい 6 12%
興味ない 31 62%

ちなみに、「行ったことがある」「行ってみたい」と回答した人のうち14人は女性でした。私の周りでも、女性の方が「多様性」を意識する傾向にあります。働き方を考える上で、女性は出産や子育てといったライフイベントについて考えます。企業に所属して働く場合は、多様性に関する取り組みをしている企業の方が好感度が高いです。

ゲイバーへの興味も、女性の多様性への意識の高さが現れているのではないでしょうか。

働き方に関する用語の認知度調査

「ワークライフバランス」という言葉は有名ですよね。内閣府のホームページでは、「仕事と生活の調和」と訳されています。近年、ワークライフバランスから派生した言葉が登場しました。それぞれの言葉の意味と、ミレニアル世代の認知度を調査しました。

 

「ワークアズライフ」を知っていますか。

「ワークアズライフ」を知っていますか。
知っている 7 14%
知らない 43 86%

「ワークアズライフ」は、筑波大助教授であり、メディアアーティストでもある落合陽一氏が提唱する働き方に関する概念です。内容は以下の通り。

寝ている時間以外は仕事であり、趣味である

これは「睡眠以外は働け! 」という意味では決してありません。好きなことをしてお金を稼げ、ということです。落合陽一氏は、AIが人間の能力を超えるシンギュラリティの時代が来た時に、生き残れる人間は「ワークアズライフ」の考えに基づいたライフスタイルを実現している人たちだ、と語っています。

まだ14%と認知度は低いですが、AIが発達する時代においては重要な概念だと思います。

「ワークライフインテグレーション」を知っていますか。

「ワークライフインテグレーション」を知っていますか。
知っている 5 10%
知らない 45 90%

ワークライフインテグレーションの意味は以下の通り。

自らの人生観を軸に、ワーク(職業生活)とライフ(個人生活)を柔軟、かつ高い次元で統合し、双方の充実を求めること。それによって、生産性や成長拡大を実現するとともに生活の質を高め、充実感と幸福感を得るなどの相乗効果を目指す働き方をいいます。仕事と生活を対立的にとらえて、その量的バランスの調整・回復を目指す、従来の「ワーク・ライフ・バランス」の発想を一歩進めたものと考えられます。

出典:日本の人事部|ワーク・ライフ・インテグレーション

ワークアズライフと似ていますね。簡潔にいうと、ワークもライフも充実させるということ。双方を充実させることで、生活がより豊かになるという考えです。

認知度は10%と低いですが、ワークアズライフと共にこれから注目される用語だと思います。

「休み方改革」という言葉を知っていますか。

「休み方改革」という言葉を知っていますか。
知っている 23 46%
知らない 27 54%

46%の人が「休み方改革」を知っていると回答しました。私は全く知りませんでした。

2017年6月に政府が「休み方改革官民総合推進会議」発表しました。日本の有給休暇取得率の低さを改善するための改革です。

今回のアンケートで、「理想の働き方を教えてください」(自由記述)と回答を募集したところ、以下のような回答が得られました。

残業代は給料に大きく反映するので、残業代ゼロ制度のようなものではなく、今日は残業するしないを本人がきちんと選択できる制度が良いです。日本人は有給休暇が思うようにとれないので、海外並みに多く自由に決められた分だけ好きな時に取得しても、文句言われないようにしてほしいです。利益よりも社員を大事にする、テレビで見た企業で言えば、「ニトリ」が理想です。

好きな時に働き、好きな時に休む。そんな働き方をミレニアル世代は求めています。

 

 

働き方に関する新しい用語の、ミレニアル世代の認知度を調査しました。新しい言葉でも、知っている人が多いなという印象を受けました。今後、アンケートでミレニアル世代と他の世代との比較を行なっていく予定です。「ゆとり世代」と言われることもある私たちミレニアル世代。他の世代の人たちには、私たちの思想や思考回路を理解してほしいと願っています。

最終更新日
2018.08.18

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