自分を知る
2018.09.19

ノマドワーカーとは?|メリット・デメリットやおすすめノマドワークを紹介

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BY kamiyamamam

最近よく耳にする「ノマドワーカー」という言葉。カフェで仕事をしていて、自由に働けている人というイメージがありますね。「自由そうでかっこいいからなってみたいな」と思っている人、ちょっと待ってください。ノマドワーカーを正しく理解できていますか? 本記事では、ノマドワーカーがどのような人を指すのか、フリーランサーとの違いは何か、メリット・デメリットは何なのかを解説します。 ノマドワーカーについて正しく理解した上で、今後の働き方改革を検討されてはいかがでしょうか。

ノマドワーカーの定義

《ノマドは遊牧民の意》自宅や会社のオフィスではなく、喫茶店やファーストフード店などでノートパソコンやタブレット型端末などを使って仕事をする人。ノマド族。

出典:ノマドワーカー|goo国語辞書

ノマド(nomad)とは遊牧民のことで、一般的には定住せず移動しながら牧畜を行う民族のことです。広義には定住地を持たずに移動生活を送る民族全般を指します。勤務場所を固定せず、自由に場所を移動しつつ仕事をこなす人のことを遊牧民生活にちなんで「ノマドワーカー」と呼びます。

とはいうものの、厳密な社会的定義が存在するわけでもなく「ノマドワーク」と役所提出書類の職業欄に記入できるわけでもありません。あくまで勤務場所を恣意的に移動できる働き方のみを指しています。ですので、ノマドワーカーにはフリーランスだけでなく、企業に属している会社員も含まれます。

ノマドワーカーに向いている人 向いていない人

時間にも空間的にも束縛がなく、とても自由な響きの「ノマドワーカー」。しかしその自由さがかえって当人の首を絞めることにもなりかねません。まず、自分の向き不向きをチェックしてみましょう。

ノマドワークに向いている人

ノマドワークに向いている人は、以下の2つの特徴を持っています。

  • 自発的に行動できる
  • コミュニケーション能力が高い

各特徴の詳細を説明します。

  • 自発的に行動できる

ノマドワーカーの機動力である「自発性」を、いかに単独で保持し続けられるかが最重要です。会社に出勤する場合、気分が乗らない日でも出勤すれば仕事が始まります(原則的にですが)。隣には指示をくれる上司もいる。しかしノマドワーカーは自分で自分を律せねばなりません。フリーの場合は、仕事も自分で一から取ってこなくては何も始まりません。あなたがもし定時出勤の責め苦から解放されたとして、これから毎朝自分の決めた時間に起き午前中を有効活用できる自信はありますか?

  • コミュニケーション能力が高い

単独での作業時間が圧倒的に多いものの、仕事の請負や打ち合わせなど、すべての交渉を自分一人でこなしていかなくてはなりません。また、フリーランスであれば自分の存在を常に世の中に知らしめ、特性をアピールし続けなければ次の仕事はないも同然です。

「いい仕事をしていれば、きっと誰かが認めてくれる」というのは一昔前の話。情報が飽和状態の現在、自分から何かを発信して見つけてもらう工夫をしなければ、誰も気づいてくれません。コミュニケーション能力が高ければ高いほど周囲に自分を売り込むことができ、ノマドワーカーとしては圧倒的に有利になるでしょう。

 

ノマドワークに不向きな人

ノマドワークに不向きな人の特徴は、3つあります。

  • 自分を発信することが苦手
  • 自己管理が苦手
  • 就業場所の移動の必要がない

自分で好きな時間・場所を選んで働けるというノマドワークの特性がマイナスに働く人がいます。自分に当てはまるかどうかをチェックしましょう。

  • 自分を発信することが苦手

SNSなどで自分から情報を発信することは、何らかのクリエイティブ活動を営むに当たって必須条件です。そこで否定的なコメントを恐れたりしていては世界が広がりません。自己表現の手段はSNSに限りませんが、臆することなく自分をさらけ出し、世間にぶつかっていく度胸は必要です。

  • 自己管理が苦手

上でも触れましたが、毎日会社に定時出勤することで生活リズムが整っている人も多いはず。「自由」を謳歌するには自分を律する覚悟が必要です。現在出勤されている方は、試しに休日だけでも「ノマドライフ」体験をしてみてはいかがでしょうか? 前日に自分で作った予定に従って起床し、仕事用具を持ってカフェに出かけるのです。体験から挫折してしまうようでは、あなたのノマドライフは遠いものと考えざるを得ません。

  • 就業場所の移動の必要がない

自宅での作業が最も捗るのなら、カフェやファミレスに行く必要がありませんので「ノマドワーカー」とは言えません。またいつも外出先で仕事をするとしても、場所が決まったカフェ一筋だとしたらそれも「ノマドワーカー」とは呼べません。遊牧民のように作業場所を絶えず移動するのが「ノマドワーカー」たる所以です。自宅で終日作業可能であるならコーヒー代が安く済むでしょうし、移動時間も節約できます。しかし、あえて移動することを選ぶ人が「ノマドワーク」に向いているのです。

 

ノマドワーカーと勘違いしやすい言葉とは

ノマドワーカーと一口に言っても、企業に属している人もいれば、完全にフリーの人もいて就業形態はさまざま。つい同義語とみなしがちな「フリーランス」「コワーキング」などとの違いをご紹介します。

フリーランスとは

特定の雇い主を持たず、もしくは組織に属さず仕事ごとに契約することを言います。ノマドワーカーのように必ずしも移動しつつ作業する必要はありません。仕事をするにあたり、何にも誰にも所属していないという意味です。

コワーキングとは

作業場所を共有しながらも、それぞれが独立した仕事に従事する働き方を言います。共有場所は「コワーキングスペース」と呼ばれ、個々の閉鎖性はなく自由に周囲と交流することができます。ノマドワーカーや在宅勤務者が陥りがちな孤立感解消にもつながり、また新たなコミュニティー育成にも貢献しています。

フリーアドレスとは

社員が自分の机と座席を持たないスタイルのことです。社員は自分のノートパソコンなどを持って自由に社内の席を移動することができます。社員全員が「社内限定ノマドワーカー」と言えるかもしれません。

 

ノマドワーカーになる方法

ここまでノマドワークの概要をご紹介しましたが「やっぱり自分にはノマドワークしかない!」と感じた人もいるでしょう。では、どうやったら「ノマドワーカー」と呼ばれるようになるのか、その方法を紹介します。

ノマドワーカー向けの職業を目指す

パソコンさえ持っていればどこでもできる仕事を目指しましょう。作家、ライター、ブロガー、デザイナー、イラストレーターなどクリエイティブ系の仕事が当てはまります。臆せず興味のある道にチャレンジしてみましょう。

また芸術系ばかりではなく、最近ではプログラマのノマドワーカーも多く見られます。プログラマとはエンジニアが設計したシステムに従ってプログラムを組む人のことで、高度かつ専門的な能力を要する点もノマドワークに向いています。ちなみにプログラマとエンジニアとの最大の相違点は、エンジニアの方が包括的なマネジメント部分がメインになることです。

オフィスがない企業に所属する

ノマドワーカーはフリーランサーとは限りません。決まった場所に必ずしも出勤する必要のない人のことです。では、会社の事業内容がノマドワークに向いている場合、オフィスは必要でしょうか。その疑問から、社員が効率よく働ける環境を整えるためにオフィスを構えない企業が出てきました。

NCデザイン&コンサルティング株式会社

NCデザイン&コンサルティングは、オフィスを設けずに六本木ヒルズの会員制図書館「アカデミーヒルズ」のパブリックスペースを主な拠点としています。コンサルティングという事業内容から、客先に訪問することが多いためオフィスを構える必要がない、との考えに至ったそうです。社員全員がコンサルタントで、自律的に行動できるので定時も設けていないとのこと。合理性を追求した結果、社員がノマドワーカーになったと言えます。

参考:オフィスもなし!定時もなし!総勢4人が働く「ノマド企業」の実態|ダイヤモンド・オンライン

株式会社YOSCA

ライターの育成やスカウトも手がける「ライタープロダクション」の株式会社YOSCA。「Web関連の仕事はオフィスがなくても可能であり、オフィスがなければ賃料などの経費削減にもなる」との考えからオフィスを設けていません。その結果、人の目がなくてもタイムマネジメントができる自己管理能力の高い社員がおのずと集まったそうです。また常に顔を合わせていないからこそ、週に一度カフェなどで行うミーティング内容の密度が非常に濃くなったという良い影響が見られました。

参考:オフィスのない会社の働き方|瓦版

 

ノマドワーカーのメリット・デメリット

次はノマドワーカーの道を選択した後に考えられるメリット・デメリットを見ていきましょう。両面を客観的に見据えた上で今後の進路を決めても決して遅くはありません。

ノマドワーカーのメリットとは

  • 場所にとらわれない

同じ部屋、同じ空気、同じ隣人と日々を過ごすことに嫌気がさしてしまう人、日々新鮮な刺激を肌で感じていたい人にとっては「仕事中に好きな場所に行ける」ことは最大のメリットでしょう。

  • 通勤ストレスがない

同じ時間に同じ場所へ行く義務がないのですから、通勤ラッシュに身も心も消耗することはもうありません。移動はしますが、自分の意思で行きたいところに出かけるため「やらされ感」はゼロ、ストレスもゼロです。

  • 自分のペースで仕事ができる

仕事ですからもちろん納期など守らねばならないことはありますが、働く時間自体は自分で決めることができます。深夜でもいいですし、早朝4時から始業も可能。スケジュール内に仕事が完成するのであれば、いつ休んでも自由です。

ノマドワーカーのデメリットとは

  • 自分で自分を律せねばならない

ノマドワークは自由な分、自分を叱咤激励してくれる上司も同僚も隣にはいません。つまり自分で自分を叱咤激励し、それに応じていかないといけないのです。もし気分が落ち込んだら、自分でどうにかして気分転換しなくてはなりません。落ち込んだまま作業をすると、完成度にも悪影響を及ぼします。モチベーションを維持する方法を数種類キープしておく必要があるでしょう。

  • 寂しい

会社には「誰かが隣にいてくれる」安心感があります。もちろんノマドワーカーでも人との繋がりは必須ですが、ふと心弱くなった時、近くに同僚がいるのといないのとでは心強さが異なるのではないでしょうか。寂しくなったとしても、ノマドワーカーの強みを活かして人の集まるところに移動すればいいでしょう。しかし、会社のように同じ目標や仕事を共有できる人はいません。

寂しくなったときに、会社員のありがたみを感じてしまうかもしれません。

  • (フリーの場合)税金や経理関連もすべて自分でやる

会社で働く場合、自分の専門分野に専念できます。一方フリーの場合、専門分野はもちろん、税金手続き等の経理、営業、広報、備品補充ほかすべて自分でやらなくてはなりません。自分の仕事に専念できる! と喜んだのもつかの間、実際はかなりの庶務があなたを待ち構えていることになります。

英語が得意な人にオススメ! グローバルノマドワーカー

グローバルノマドワーカーとは、世界中を飛び回りながら仕事をする人のことです。旅先で仕事を見つける人もいれば、特定のクライアントから仕事をもらいつつ、世界中を移動する人もいます。

英語ができれば世界が広がるのは全職業分野共通。ここでは特に、英語ができる人にオススメのノマドワークを紹介します。

トラベルブロガー

旅行記を綴るだけならば日本語でも充分なのですが、海外の生の情報を入手するには、やはり英語が欠かせません。

トラベルブロガーは、スポンサーを見つけることができるかどうかで収入が大きく変化します。ブログを英語でも発信できれば、日本だけでなく海外の人も読んでくれるでしょう。ひいては、海外のスポンサーを獲得できる可能性のアップにも繋がるはずです。

海外のクラウドソーシングを活用する

ランサーズやクラウドワークスに代表されるクラウドソーシングは国内だけでなく、世界中に多数存在します。英語ができれば、さまざまな国の仕事を請け負うことも可能です。

中には、デザイン特化型のクラウドソーシングがあります。デザイン特化型だと、簡単にできる仕事はありませんが、単価が高額な仕事が数多く掲載されています。文章作成といった、未経験者でも始めやすい仕事は比較的単価が低い傾向にあります。

アメリカ UpworkAmazon Mechanical turk
イタリア Zooppa
イギリス INFINITEWORKERS

参考:海外クラウドソーシングサービス|Crowdsourcing Japan

 

自由とは「好きなことを好きなだけする」という意味ではありません。好き放題にするだけでは「自由」ではなく「勝手」。自由は責任と自律が伴って初めて成り立つもの。ノマドワーカー志望者は自分らしい「自由」を掴み、新しい世界への一歩をぜひ踏み出してみてください。

 

 

最終更新日
2018.09.20

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